今回は、樹庵のお蕎麦をもっと自由に、そして最高に美味しく楽しむためのポイントをいくつかお話ししようと思います。
まず、お蕎麦がテーブルに届いたら、ぜひ試していただきたいのが「最初の一口は何もつけずに食べる」ことです。ちょっと意外に思われるかもしれませんが、つゆにつける前に数本だけそのまま口に運んでみてください。そうすることで、蕎麦粉本来の甘みや、大地を感じるような爽やかな香りがダイレクトに伝わってきます。
次に、いよいよつゆの出番ですが、ここでのポイントは「どっぷりと浸けすぎない」こと。お蕎麦の半分から三分の一くらいをつゆに潜らせて、ズズッと勢いよく啜ってみてください。空気を一緒に吸い込むことで、つゆの出汁の香りと蕎麦の香りが口の中でふわっと混ざり合い、鼻から抜けていく瞬間の幸せは格別です。
最後は、お楽しみの蕎麦湯です。残ったつゆを熱々の蕎麦湯で割ると、お出汁の旨みがさらに際立ち、食後の体をじんわりと温めてくれます。食べ方に正解はありませんが、こうしたちょっとしたステップを意識するだけで、いつもの一杯がさらに贅沢なものに変わるはずです。肩肘張らずに、あなただけの美味しい食べ方を見つけに、ぜひ樹庵へ遊びにいらしてくださいね。
